なぜこのような失敗が起こるのでしょうか？
再矯正を検討されている方には、ぜひ読んでいただきたい情報です。
来院される患者様から次のようなお悩みをお聞きすることがあります。
他院で治療を受けた患者様の声です。
このような問題が起きているのはなぜでしょうか？理由は2つあります。
それぞれ具体的にご説明いたします。
マウスピース矯正は、デジタル技術で作成した複数のマウスピースを、歯の動きに合わせて順次交換していく方法です。そのため、技術力が主体のワイヤー矯正に比べて、「担当医の技術力や経験、知識」があまり問われない治療法です。
しかし、最初の「診査診断」や「途中経過の判断」は人間が行う必要があり、経験や知識が非常に重要です。この判断を誤ると、治療期間が無駄に長くなったり、適応できないケースで治療を進めてしまったり、場合によってはほとんど歯が動かないこともあります。
従来の矯正治療は、専門的な教育と経験を積んだドクターが行っていましたが、デジタル化されたマウスピース矯正では、これまで矯正治療を行ったことがないドクターも参入しています。その結果、これらのドクターが担当するケースで問題が発生することがあるようです。
当院では、矯正治療をしっかり学んだドクターが担当し、セファロ分析やiTero分析を行うことで、診査・診断の質を向上させ、治療途中の判断を正確に行える体制を整えています。安心して治療をお任せください。
あまり知られていないことですが、マウスピース矯正のメーカーには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
例えば、
数多のメーカーの中で、臨床実績や技術力、性能において世界中のドクターから高く評価されているメーカーが「インビザライン」です。
極端に言えば、「しっかり歯並びを治したい」のであれば、インビザラインを選択することが一番のおすすめです（ただし、インビザラインを利用しても、担当医の質が悪ければ失敗することもあります）。
過去にインビザライン以外のメーカーで治療がうまくいかなかった方、そして再矯正を検討されている方は、ぜひインビザラインを扱っているクリニックで治療を受けることを強くお勧めします。
もちろん、当院でも「インビザライン」を取り扱っていますので、安心してご相談ください。
マウスピース矯正における失敗例をご紹介します。治療の前に参考にしてください。
矯正治療では、見た目だけでなく「噛み合わせ」も非常に重要です。部分矯正の場合、数本の歯を動かしますが、ケースによっては他の歯も一緒に動かさないと噛み合わせが悪くなることがあります。例えば、噛み合わせを考えた際に、本来6本動かすべきところを2本だけで済ませてしまうケースがこれに該当します。これは「診断のミス」によるもので、歯はきれいに並んでいるのに噛み合わせがおかしくなってしまうケースです。
これは主に下の前歯で起こることです。歯は歯肉と骨の中にありますが、下の歯の歯肉と顎骨は薄い状態です。この状態で下の歯を前方に移動させると、歯が歯肉や顎骨から離れてしまい、歯がグラグラしたり、歯肉が退縮することがあります。歯のグラグラは横の歯と固定することで安定させることができますが、グラグラが大きい場合は抜歯が必要になることもあります。
マウスピース矯正は取り外しができるため、装置の脱着を強い力で行うと、歯の神経が充血し、歯の内部が変色することがあります。変色しても、マウスピースの使用を一定期間中止することで、色が戻ることがあります。
治療後に歯が後戻りしてしまう主な理由は、リテーナー（保定装置）をしっかり装着していないことです。これはマウスピース矯正の失敗ではなく、患者様自身の問題となります。美しい歯並びを維持するために、治療後は必ずリテーナーを装着するようにお願いします。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
